大会長挨拶

平素より日本栄養・嚥下理学療法学会に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

本学会は、2023年度に学会化を果たし、研究会時代を含めて過去に10回の学術大会を開催してまいりました。今までの叡智をさらに次の未来(ステージ)へと進めて行くために、この度第11回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会を2025年9月6日(土)、7日(日)の2日間、東京たま未来メッセで開催いたします。

本大会のテーマは「Fresh〜栄養・嚥下理学療法の個性〜」です。

「Fresh」という言葉には、「新鮮な」「出来立ての」「新たな」「斬新な」「記憶に生々しい」などの意味があります。本学会では、この言葉のようにFreshな学術的知見・観点・体験に触れる機会を提供したいと考えています。

また、栄養治療や摂食嚥下療法にはそれぞれ専門の職種が存在しますが、理学療法士は様々な職種と連携や共闘を行い、多くの方々の幸せづくりに貢献してきました。これまで積み上げてきた多職種との連携を基に、今後はこの分野において理学療法士が得意とすることや強みなどの「個性」を模索していく必要があります。

本学会では、栄養・嚥下理学療法の「個性」とは何かをみんなで意見を出し合い、考えるきっかけを提供する場としたいと思います。Freshな視点を持ち寄り、理学療法士の新たな役割や可能性を一緒に模索できれば幸いです。

本大会の運営は、基本的に自力で行うことを目指しており、できるだけシンプルかつ節約を心掛けています。しかしながら、運営は決して容易ではなく、大会の内容を充実させ、その成果をより大きなものとするためには、様々な方面からのご支援が必要です。本大会の意義と運営の状況をご理解いただき、特別なご支援を賜りたくお願い申し上げます。また、大会長である私自身が若輩者であり、至らない点やご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご容赦いただければ幸いです。

最後になりましたが、皆様のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

第11回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会
学術大会長 松嶋 真哉